リクルートスーツを脱ぎ捨て、目指せ灼熱のサハラマラソン
初めまして。和敬塾北寮、早稲田大学政治経済学部3年の吉田篤郎と申します。父の海外駐在により、幼稚園はアメリカで過ごし、小学校は新潟と神奈川で過ごしました。そして、中高時代に早稲田佐賀で6年間の寮生活を経て、現在は和敬塾で生活しています。
突然ですが、私、2024年4月にサハラマラソンに出場致します。
サハラマラソンとは、「砂漠を1週間で250㎞走る世界で最も過酷なマラソン」です。体育会でもない私が、就活の正念場である4月にサハラマラソンに出場する事は決して賢明な選択ではないです。しかし、それでも強く出場したいと想う気持ちがあるのです。今回は、その経緯をご紹介させていただきます。
私は昔から自己承認欲求が強く、他人に認めてもらう為に勉強やスポーツを頑張っていきました。また、これまで7回の引っ越しを経験しました。この体験を通じて、新たな価値観と触れ合い、自身の視座が高まる事に喜びを感じてきました。それと同時に、他人ができない事を成し遂げる事に喜びを見出すようになりました。
そのような20年の人生から、私は「冒険と挑戦を通じて、誰も果たさなかった事を成し遂げたい」という志を抱くようになりました。
そして、今年、杪夏のある晩、和敬塾の卒業生である先輩(H24南卒松山貴史さん)と食事する機会があり、その先輩が学生時代にサハラマラソンを完走した話で盛り上がりました。「挑戦したい」、率直にそう思いました。しかし、サハラマラソン大会期間は大学4年の4月で就活の正念場。モロッコの砂漠を走っている場合ではありません。そして何より、出場費用の問題も存在します。サハラマラソンの費用は総額約105万(参加費60万、移動費25万、用具費20万)です。私の全ての貯金と大会までのバイト代を合わせても45万円なので、60万円足りません。誠に残念ながら、出場しない決断をし、就活に励んでいました。
そんなある日、和敬塾の友人に、私がマラソン出場を断念した事を話しました。すると、友人から「挑戦したらいいやん」と檄を貰いました。やはり、サハラマラソンには後ろ髪引かれる想いがあった為、彼の言葉が夜まで反芻していました。さらには、ホームカミングや和敬セミナーで、出場を躊躇している私に和敬塾の先輩の方から応援の言葉を贈って下さいました。これまでの人生で、これほど応援された事はありません。部活動でもなく、勉強でもなく、初めて本心から挑戦したい事を見つける事が出来たので、志が自然と伝わったのだと考えています。このように、和敬塾の人達に背中を押され、出場を決意しました。
皆様!サハラマラソンという人生最大の「挑戦と冒険記」をお楽しみ下さい!
文責:吉田篤郎
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